



財界にいがた 平成10年12月号より
「人は、偶然なんかで病気にはなりません。」と医学博士 折田武一氏は言う。
病気には細菌などによる外因性の病気と内因性の病気がある。内因性の病気はいわゆる慢性病で緊急に死に至るようなことはないが、かなり進行するまで検査しても数字に表れない場合が多いという。
「ほとんどの場合、病気になるような生活習慣だから、病気になる。
病気になったのは誰のせいでもない。全部自分の責任なのです。」その代表的な病気がガン・脳卒中・心臓病などの「生活習慣病」だという。まさにその名の通りと言うわけです。
「ガンを切り取っても、生活パターンが変わらなければ再発するのは当たり前。治療するより常日頃の予防が大切なんです」
「病人は自覚があるから治そうと意識するが、問題は半病人や半健康人と呼ばれる人たち。病気の不安はあるが、自覚がないので健康に気を使おうとしないから困るんです。」
現在、日本人の5%ほどが本当の病人で健康な人は20%ほど。残りは半病人あるいは半健康人という。
「いざ発病となったら、何から何まで医者にゲタを預けてしまうようでは病気は治せない。病気や傷を治すのは自分自身の治癒力、つまり生命力です。医者ができる事は病気を治す手伝いだけです。」
自分自身が病気を治すと決心すれば、治らない病気はないという。それが自分医学の根本だと折田氏は言います。
「症状の違いや発症箇所で病名が変わるものの、突き詰めれば、全て動脈硬化などによる血行障害といえます。その原因は活性酸素が引き起こすと言われています。」活性酸素が細胞を酸化させ身体をさびつかせると思えば間違いではないと言います。
「文句なしの健康人が、突然に病死したりしません。かならず死に至るプロセスがあり、前兆がある。」一日の疲れはその日のうちに回復させる努力が必要だという。疲れを次の日に持ち越すことが、やがて病気になると折田氏。
「病気にならない生活とは、酸化を防いで解毒をすること。それを心がけた食生活をすることです。」
品種改良や農薬などの影響で野菜の栄養価は、現在では昭和30年頃の1/3以下になっているという。加えて外食産業の発達で、家庭で食事を作らなくても良い時代になった。
「外食の時はどんな食事を選びますか? 限られたメニューの中から好きな物、予算に合う物だけを食べているでしょう」
家では「身体に良いから無理して食べろ」と言ってくれる人もいるが、外食ではそうもいかない。「みんな、生きるための食事をしていない。生命力、自然治癒力を向上させる栄養バランスのよい食事をしていないんです。」
折田氏の言う栄養バランスとは以下の通り。
①血や肉、エネルギーを作る栄養
②解毒をする栄養
これらの栄養素をバランス良く取ることだという。
体の中に活性酸素を作らないような安全な物を飲食する事が最大の予防になるという。では、なにを食べれば良いのか?
完全無農薬・有機栽培が理想だが、日本で完璧に行われているのは0.1%ほど。当然、驚くほど高価である。ビタミンに代表される健康食品ではどうか?
「アメリカはビタミンの価格が安く、浴びるようにビタミンを体内に取り入れるメガビタミン健康法が可能です。しかし日本のビタミンは高すぎて、家計を圧迫するから続けられない」しかし、このような日本の現状でも健康の決定打があると言う。
「だから、水なのです。まさに浴びるように体内に取り入れても家計を圧迫しない。水資源に恵まれた日本ならではの健康法なのです」もちろんただの水ではない。
還元水(電気分解をして生成するため電解水とも呼ぶ)のことである。
折田氏が理事を勤める「プロトン医学協会」は、理学博士・工学博士・医学博士などを中心に健康法や様々な分野に役立つような「水の研究・開発 啓蒙活動を行っている団体。その「プロトン医学協会」の提案する健康法の基本的要素は3つある。
①水・どんな水を選択するのか
②食餌・どんな食物を摂取するのか
③解毒作用・身体に取り入れた物を速やかに排出(排便・排尿)してやる。
健康法とは「体内に取り入れた物をいかにして解毒して速やかに体外に排出してやるか」そのためには「どんな水を飲み、どんな食べ物を選ぶのか」に尽きるという。「様々な要因で、現代人はこの解毒効果がうまく働いていないのです。本来、野菜にも毒消し効果はあるのですが、現在はそれも問題が多い。
しかし、神経質になっていては何も口にできません。そこで私たちが着目したのが還元水だったのです」還元水を飲むことで、体内の活性酸素が解毒され病気を防ぐという。
「病気治療を目的にする場合は、体重の1割ほどの飲水が必要ですが、予防の場合はそこまで必要ない。家庭用の還元水生成器を家に取り付け、その水を煮炊きやお茶などに使い、意識して水を多く飲むことを心がけるだけで十分です。」
もちろん還元水は薬ではないので「一口飲めばたちまち健康になる」と言うものではない。要は飲み続けることが肝心だ。 病気も鍾乳石ができるように徐々に進行するのだから、健康を回復する場合も急には変化するものではない。
焦ることなくコツコツと良くしていくしかないと折田氏は言う。