特別寄稿:「奇蹟の水」ノルデナウ訪問記

 
世界三大奇蹟の水、ノルデナウ
Schmallenberg Nordenau
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ノルデナウ訪問記Nordenau

「奇蹟の水ノルデナウ訪問記」テキサス大学客員教授 花岡孝吉工学博士

奇蹟の水を求めて For miraculous water

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 自然水の中には生体内に取り込まれ、生体にとってかなり有効に作用する水があるようである。これらの水はかなり有効に効果を示し、比較的再現性が高いので、俗に「奇蹟の水」と言われる所以でもある。

現在、我々はプロトンウォーターのスーパーオキサイドアニオン消去能に関する研究をしており、プロトンウォーターのある種の遊離イオンが多段的に反応をしスーパーオキサイドアニオンを消去することを明らかにしつつあるが、自然水の中にもこれらの反応と類似のものがあるのではないかという仮説をたて、淡い希望を抱きつつドイツのノルデナウまで足を運ぶことになった。

 さて、ドイツのノルデナウ、メキシコのトラコッテ、インドのナダーナの水は俗に言う「奇蹟の水」として有名である。

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ルフトハンザにて・・・平成10年9月3日午前10時5分定刻に成田を出発し、フランクフルトで乗り換え現地時間で5時頃デュッセルドルフに着いた。  

空港の出口でH社の杉本氏が出迎えに来ており、彼の車でライン川のほとりにあるリンドナーホテルに宿をとった。 余談であるがドイツはビールとワインの国である。私もビールは多少いけるので、デュッセルドルフの地ビールであるアルトビールを御馳走になった。ドイツでの初日を満喫し、翌日H社を訪れた。

社員であるアイシュラー氏の道案内でアウトバーンを走り、途中何回か地図を見て、ようやくシュマーレンベルグに入りスキー場の案内標識が目につくようになり、ノルデナウが近いことを察した。ノルデナウは冬季のスキー場として有名な場所であるという。デュッセルドルフを午前9時ごろ出発しノルデナウに着いたのは12時で、約3時間要したことになる。

洞窟に湧く水

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 ノルデナウ水の説明を聞く人たち  目的の水はホテルトメスというホテルの別棟にあった。別棟にはあまり広くはないが小ぎれいなホールがあり、5、6人の老人たちが洞窟に入るのを待っていた。洞窟には数人が20分ごとに入る。ホールの老人たちは次に入る人達である。時間になり、待っていた5、6人と一緒に我々も中に入った。幅1メートルほどの坑道を抜け、洞窟のホールに入り、置いてある幾つかのいすに腰掛けた。

採取する場所の横に置かれたテーブルにそれぞれが持参したボトルを乗せ、係の人が水を入れてくれるのを待つ。この間に水についてドイツ語で説明があり、水を注いだコップが一人一人に渡された。皆それぞれの場所で飲み、全員のボトルに水を満たし終わった20分後、そのボトルを持ち洞窟を出た。我われも12リットルほど入れてもらい洞窟を後にし、ホテルトメスのレストランで食事をした後、デュッセルドルフに戻った。

ノルデナウ水の活性酸素消去能

奇跡の水の源水 採取した水を日本に持ち帰り早速、分析実験にとりかかった。我々が当初期待していたとおり、ノルデナウの水にもプロトンウォーターと同じ遊離イオンが入っており、その量は20~22倍の濃度であることが判明した。しかし、プロトンウォーターと同様にノルデナウの水だけでは活性酸素であるスーパーオキサイドアニオンを消去(不均化)しないことも判明した。

これは、第三の物質である遊離イオンに起因すると思われるものがプロトンウォーターの生成過程で生成し、水の構造変化が起こり、水分子のネットワークに安定的に取り込まれていると考えられ、この第三の物質である遊離イオンがノルデナウの水にも存在していることを強く示唆していると考える。 ヒポキサンチーキサンチンオキシダーゼ系によりスーパーオキサイドアニオンを発生させ、その消去能をESRを用い信号強度よりSODの消去能に外挿して求めた。

水の活性酸素消去能の比較

図はその結果を示したもので、

  • 純水にLアスコルビン酸を入れたもの
  • ノルデナウ水に Lアスコルビン酸を入れたもの
  • 純水
  • ノルデナウ水

についてスーパーオキサイドアニオン消去能の結果を示したものである。なお純水およびノルデナウ水はほとんど消去能がないと見てよい。また、①純水+L-アスコルビン酸はL-アスコルビン酸のみの消去能であると考えてよい。

ノルデナウ水の病気改善例

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 奇跡の水が地層からしみだしているノルデナウには毎週フランクフルトからDr H.Steinbruckという医者が診察に来て追跡調査をしており、訪れる病人のうち、完治したものが30%、かなり改善されたものが28%、少しよくなったものが26%と、これらを合わせると84%に達し、かなり良い効果を示していると言える。

実際に効果を示した例について以下のように述べている。

  • 脳腫瘍で手術のできない人が40回通い水を飲み、腫瘍の大きさが約半分になった。
  • 22歳の人で頭痛がひどく、7回通い水を飲み、頭痛が無くなった。
  • アトビー性皮膚炎の子が3日滞在し、一日2回洞窟に入り水を飲み完治した。
  • リウマチを患う71歳の老人が6回通い水を飲み、痛みがなくなった。
  • 70歳の老人で足が悪く最初は杖をついて来たが、18回目には杖を持たず自動車で帰った。

これらの疾患は全てフリーラジカルの関与によるところが大きく、改善は主に生体内に発生するフリーラジカルが一定量消去されたと考えることができる。

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