還元水情報誌プロトンニュース Vol.6-1/3:自分医学のすすめ

 
健康管理の三大要素とは?
Three major elements
自分医学のすすめへの道
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水の機能性とは? Functionality of the water

水の機能性とはなにか Functionality

はじめにIntroduction

 ヒトの健康維持には食餌からとる栄養は欠かせないものですが今日の食材環境を眺めてみると、食材の多くはわたしたちの口に入る前に活性酸素などの"フリーラジカルの海"にさらされている状態にあり、必ずしもこの説は正論とはいえません。食材が活性酸素などの毒素群によって酸化体にされ、そのまま生体に取り込まれることにより、かえって健康への阻害要素になるという何とも皮肉な現象が起きています。

さらに、わたしたちのからだそのものが、フリーラジカルの海にどっぷりと浸っているような生活環境では、一般に主張されている「食の改善」だけでは、健康への提案としては不十分です。わたしたちは、健康維持と回復のために「食の改善」に加え「水の改善」を提案いたします。日常生活のなかで「水の機能性」を柱にした簡便な方法論があるのです。その方法論を「自分医学」と称しています。

「自分医学」は、現代人にとって最善の健康法と考える次第です。

還元水のポイントPoint

あなたは、どうして病気になるのか、どうしたら治せるのかそのものさしは・・・。

「自分医学」が提案する自然の摂理から健康への指標を探して下さい。

還元水のネットワーク

還元水の分子式 4H2O、OH-
還元水の構造式 4H9O5-  

還元水は、健康管理の「三大要素」の設計に大いに期待されます。

  • 高溶解性はビタミン類や有効成分を補足。
  • 活性酸素には直接、間接的なプロトン&電子で対応。
  • 飲用は抗酸化食餌や療法食餌として期待。
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健康の敵、病気の元凶 Enemy of health

病気の90%の原因 Etiology

 最近の医学界ではほとんどの病気は活性酸素が引き起こすと見なしています。ベーチェット病、クローン病、悪性関節リューマチ、潰瘍性大腸炎など旧厚生省がさだめた「特定疾患」いわゆる原因不明の病気は活性酸素によるという専門医もいます。

この発想は電子論に基づいており、活性酸素は、細胞、生体組織、臓器から”電子”を奪うことによって損傷させ、生体を病気の状態にしていきます。

 人間は、酸素呼吸によって生きています。そのうち約2%が体に残留してフリーラジカル(不対電子の物質)になるといわれています。酸素を利用することで人間はより進化を遂げてきましたが、その代償として副産物の活性酸素に苦しめられています。この意味から活性酸素は"もろ刃の剣"ともいわれているのです。

電子を奪うということはその物質を酸化することに他なりません。活性酸素は体の重要な構成部分を酸化してしまいます。こうなると、細胞の膜は壊れ、酵素は作用力を失い、いろいろな酵素などの中にある鉄や銅などは酸化されて使いものにならなくなるのです。これが、どんなに怖いことか、次の例を見れば理解できると思います。

消毒用のオキシフルは過酸化水素(H2O2)です。構造を見るとHが二つで電子が二つ足らないことが解ります。過酸化水素は活性酸素の一つで、細菌の膜成分から電子を奪い、破壊し、細菌を殺してしまうのです。農薬のパラコートは、光があたると活性酸素を出し雑草の組織を破壊してしまうという仕組みです。もし誤って、人が飲んだ場合は体の中に活性酸素が産生して、特に肺組織が破壊されます。

 病気治療においても活性酸素に関して重大な問題が起きています。最近、血栓症といって血管の中で血が固まって血液の流れを止めてしまう病気が増えています。 心臓の冠動脈に起これば心筋梗塞、脳の血管に起これば脳梗塞です。この症状が起きると詰まった所から先に血液が流れなくなります。その結果、酸素や栄養素が細胞に行かなくなり放置しておくとそれらの細胞は死んでしまいます。心臓の冠動脈でおきれば10分以内に血流を改善しないと心筋梗塞となり大変危険です。

そこで、この血栓を除去する方法が考えられました。その一つは、血栓を溶解させるために酵素を投入する方法 ・・・ 血栓溶解法といいます。もう一つは、血管内にカテーテル(極細の管)を入れ、血栓の中でバルーン(風船)をふくらませて血栓を除去し、血液を流れやすくする方法です。

これらの方法によって早めに血流を再開させれば血液が途絶えていた所に酸素が行くようになりますから問題はないのですが、心臓などはかえって障害を受け心筋が異常に反応し、心房細動などが起こることがあります。これは血液の再潅流障害などと呼ばれ問題になっています。

このような酸素の分配上の過多、過小は、若干ながら体のどこでも起こっています。もしこれが、すべて放置されれば体のいたるところで傷害が起きます。それどころか、細胞の中でも、ある場所では、酸素過剰で活性酸素ができてくることがあります。

しかし、生体はよくしたもので活性酸素などを分解する酵素をいくつか持っています。その代表的なものが、SOD (スーパーオキサイド・ジスムターゼ)で、これにより、活性酸素は最終的には普通の酸素か水になります。ただし、人によっては解毒能力にも限界があることを知っておかねばなりません。

どうしたら活性酸素を消せるのか erasable

生体内の酸化と還元 Active oxygen scavenging

 18世紀末にラボアジェやキャペンデイッシュによって酸素と水素の役割が発見され、酸化と還元の理論に発展していきました。酸化と還元は、生体をふくめて自然界で起こるすべての過程において最も基本的で、重要なものです。

酸化されるということは、物質が酸素と化合することです。それは、水素を失うことであり、電子を失うことでもあります。そして、物質は酸化数の増加にあいます。 それは逆に相手の物質を還元することでもあります。

還元されるということは、物質が酸素を失うことです。それは物質と水素が化合することでもあり、電子を得ることでもあります。そして、物質は酸化数の減少にあいます。逆に相手の物質を酸化することでもあります。

 こうしてみると、生体反応とは、水素や電子のやり取りであることが解ります。健康維持や体質改善のために栄養バランスに気をつけて食餌をしたり、多少体調が悪い時には薬を飲んで凌いできましたが、どうやら生体反応はそれだけでは事が収まりそうもないようです。まして病気になると常に不安が付きまとい、精神的なストレスも考慮しなくてはなりません。

よく耳にする話があります。ガンの専門医に入院している患者さんが、お医者さんに質問しました。

・・・「この抗ガン剤は、吐いたり、髪の毛が抜けたりしますがこのまま薬を点滴したり、飲み続けて良いのでしょうか。いつ頃退院できるのでしょうか?」

これに対する担当医の答えは患者さんが納得できるものは少ないといいます。そんなにうるさいことをいうなら他所の病院へ行きなさい、と開き直られることもあるといいます。どうしてでしょうか。

 すべての生物の反応とは、酸化と還元の綱引き現象です。そこでは水素や電子の伝達系によって行われています。それは化学的・電気化学的反応の二面性に従って行なわれているといえます。 病気になるのも、病気が治るのも酸化と還元の平衡バランスによる現象です。ガン治療などで行われている療法は、化学的反応に求めた対処療法が主体となっています。ですから化学的な対応だけでは説明できないことになります。患者さんに説明するにはもう一方の電気化学的な平衡バランスの説明が必要であったと思います。

(表1)生体内で起こる2つの反応

 化学的反応の物質  電気化学的反応の物質
①化学物質・・・
 (化学的毒物の生成と消去)
②プロトン性
 (酸性:アルカリ性)
③共役性
 (電子伝達系には直接関係しない因子)
遊離物質・・・
(電子授受による毒物の生成と消去)
非プロトン性(フリーH+/フリーOH-)
非共役性(電子伝達に関係した反応を示す因子)

●化学的反応による物質と電気化学的反応による物質は相対的である

 生体内で起こるこの二つの反応の関係を具体的に整理すると(表1)に見られるように相対的であることがはっきりとわかります。

①化学的反応系の物質は、消化管内で食餌として取り込まれた物質が硝酸や亜硝酸と肉のアミンとが反応し、発ガン性のニトロソアミンを合成したり、フェノールやスカトール、またアレルギーの原因になるインドールができます。そして生体毒とされるヒスタミンやアンモニアが合成されたり、消去したりしています。

それに対して電気化学的系の物質で見ると、消化管内の徴生物などによって活性酸素が生成されたり、消化管自体の防御機構ではプロトンで解毒されていたのですが、食餌由来の異性体が供給され、複雑な遊離の活性酸素が生成しています。従って遊離の活性酸素は遊離の物質で解毒する必要がある訳です。

②化学的反応系のプロトン性や共役性は、電子反応系には頼らずに化学的反応をする物質です。それは酸性やアルカリ性で良く知られています。この現象は消化管によく見られる系で、消化酵素では、胃は塩酸のプロトン性で共役性です。そして肝酵素や十二指陽から出される物質はアルカリ予備軍で、胃液の強酸性を中和して腸を弱酸性に維持しています。このような反応はあらゆる臓器で行われています。例えば血液はアルカリ性、皮膚は弱酸性という具合です。

さらに、循環している血液もアミド基に対応して腎臓でプロトンの供給を受けてアミノ酸に解毒されています。これらの物質は共役性といわれています。一方、電気化学的系の非プロトン性や非共役性は、電子反応系で見られる現象です。これらは化学的物質とは多少異なり、化学的反応は示さなくて孤立した遊離の物質と考えられています。消化管で栄養物質が吸収されるときに、食餌からの酢や醤油などの酸性物質が供給されます。これらがいきなり吸収されると体内の臓器は、朝食で酸性、昼食でアルカリ性になるはずです。

しかし、実際にはそのようなことにはならないように消化管の粘膜で調整されています。そして非プロトンになって吸収されます。このような物質には塩分や砂糖などがあります。 生体でエネルギーを生成する過程では酸化/還元などの電子の授受反応系を経て、遊離の活性酸素が生成されます。しかし遊離物質は遊離物質で消去されますから、ビタミン類にはOHなどの物質が働き、遊離の物質を経て遊離のプロトンの消去作用が働くのです。

以上のように生体反応には二面性の反応系があります。病気は化学的反応系ばかりで進行していくものではありません。特にすべての疾病は活性酸素であるといわれていますから、この両面から考えなければなりません。  

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