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水から学ぶ健康法Health method to learn from water
はじめに健康長寿の秘訣
現代医学では、疾病の元凶は酸素毒(生体内で活性化した酸素---フリーラジカル)であると説かれています。現代病は、「酸素毒」であると理解できるわけです。酸素毒を制御できる物質がプロトン(水素)であり、強力な還元力を持っています。
プロトンを大量に含んだ水と栄養(プロトン食)を毎日摂取することで病気を予防し、健康な体を維持することを目指す、プロトンを大量に体内に取りこむことを「メガプロトン主義」といいます。メガ(MEGA)というのは巨大という意味で、メートル法では10(10の6乗-100万)という膨大な数になります。
わたしたちの提案する健康法の基本的な要素は三つあります。
▼その一つは、水-
「どんな水を選択するのか?」
▼つぎに食事、-
「どんな食物を摂取するのか?」
▼もう一つの要素として解毒作用、-
体の中にいれた物を、「すみやかに排出(排便・排尿)してやる!」
健康法を考えるということは、体内に取り入れた物をいかに解毒して速やかに体外に排出してやるか、そのためには、どんな水を飲み、どんな食べ物を選ぶのかに尽きるのではないでしょうか。人体には、もともと潤沢に排便・排尿するための精密な装置がそなわっており、水や食事にも毒消し効果があったはずなのです。
わたしたち現代人はこの解毒作用がうまく働いていないのです。そして本来の、毒消し効果があるはずの水や食べ物を見失っているのです。
水、食、解毒、この三つをはずした健康法は存在しません。
解毒作用のある水 Waterwith adetoxification
水の選択で体質改善の50%は果たせるのか?
現状において法的に効果効能を表示できる水は、電気分解処理して作られた電解機能水(還元水、アルカリイオン水、強酸性水など)だけです。
A、Bのデータは、1995年5月に発表された米国・T大学のデータです。何種類かのマウスを使って発がん物質の過酸化水素を与え、解毒実験を行ったものです。蒸留水と電解水(還元水と強力還元水)を飲ませた結果は歴然としたものでした。
マウスの生存率は、蒸留水と比較すると、還元水を飲んだ場合は、2.6倍以上の高率を示しました。(1995年)
<B>マウスを使った過酸化水素の解毒実験
治 療 | MRL/lpr | NZB/NZW | ||
死亡/総数(匹) | 生存率% | 死亡/総数(匹) | 生存率% | |
蒸 留 水 | 14/20 | 30.0 | 19/24 | 20.9 |
電 解 水 | 11/18 | 38.9 | 14/25 | 44.0 |
強力電解水 | 9/16 | 43.7 | 11/25 | 56.0 |
このように水も選び方次第では強力な解毒作用を持っているものを手にすることができるのです。
- 水の選択いかんでは野菜に含まれている発がん物質の過酸化水素(H2O2)をも解毒し、農薬に含まれている強烈なパラコートでさえも解毒させることができる。
- 水の選択いかんでは、胃腸内の微生物が発生させる毒素を解毒させることができる。
- 水の選択いかんでは、胃腸内を掃除することができる。
- 水の選択いかんでは、排尿、排便を潤沢に行わせることができる。
- 水の選択いかんでは、体質改善が水から行うことができる。
日本の厚生省も1965年、10月8日付で「電解水」の効果に関する通達を出しました。
* * * 厚生省薬務局長より各都道府県知事への通達・薬務発第七六三号「陰極水(還元水)は飲用して胃腸内異常発酵・慢性下痢・消化不良・胃酸過多・制酸に有効である。陽極水(酸化水)は弱酸性のアストリンゼンとして美容に用いられる」* * *「還元水」は微弱の電気エネルギーを加えられて作られることによって機能性を獲得しました。この還元水を選択するだけで私たちは、健康への道の50パーセントは達成できる希望の道ができたのです。
それ以降は、薬事法の改正、改正薬事法のさらなる改正によって現在では、使用方法は今までと同じですが酸性水の効能表示はなくなりました。還元水の効果効能の表示は「胃腸症状の改善」となり、生成器は管理医療機器認証制度に移行しています。
食事も選び方で解毒作用をもっている
1992年にK大学理学部、Y大学工学部、そしてN電子などの企業が共同で「生物ラジカル研究プロジェクト」を設立しました。同プロジェクトはその後、生物ラジカルの正体解明に取り組み、いくつかの興味深い実験データを発表しました。
<C>の図は、焼いた鮭の皮の焦げた部分に生じたラジカル化合物のビタミンCによる消去作用の計測を行ったものです。この結果から、本来、食味を良くするために添えられているレモンが、実は、発がんの原因物質の一つと考えられているラジカルの消去作用もあることが分かりました。昔の人の生活の知恵には、驚くばかりです。
さらに、レモン、ザクロ及びレンコンの搾り汁のスーパーオキサイド(発がん物質)の消去作用を示した図では、ザクロやレンコン汁のほうがスーパーオキサイド消去作用が高いという意外な結果が出ています。
【C図の解説】焼いた鮭の皮の焦げた部分には焦げていない部分に比べ多量のラジカル化合物が生成している。ところが、焦げた部分にビタミンCを添加するとラジカル化合物量が大幅に減少する。これは、焼き魚に添えてあるレモンは、食味を良くするばかりではなく発がんの原因物質の一つ考えられているラジカルの消去能力も有しているということである。
《食餌の解毒作用》
- 食餌の解毒作用では、レンコン、ザクロ、レモンの順で抗酸化作用の働きがある。
- 焼き魚の焦げは、レモン汁で活性酸素が解毒される。
- パインは天然の消化酵素で、肉を速やかに消化してくれる唯一のものである。
- リンゴの皮は大腸がんも治す抗酸化酵素である。
- トマトジュースはプロトン不足を解消し、発がんを抑制する。
- レバーは1日に1グラム食するとストレス改善に効果がある。
食餌の選択だけでも以上のような効果が得られ、体質改善健康への近道を50パーセント得られる。
口から取り込んだ食餌は、約9メートルともいわれている消化管の中で分解され小腸壁から生体内に栄養分として吸収されます。残りは大腸で水分を吸収され結腸から肛門、そして体外へ糞便として排泄されています。
健康な人の口から肛門までの食餌の旅は、時速10センチ・約72時間のちょっとした長旅なのです。この消化管の役割も私たちの健康維持には重要な関係があります。
【D図の解説】各種絞り汁の希釈時のスーパーオキサイド(活性酸素の一つ)消去能力は、それぞれ異なった挙動を示す。図の直線(曲線)の傾きが小さいものほど低濃度でもラジカル消去能力が高いことを意味する。結果は、意外にもレモン果汁の消去能力よりザクロやレンコン汁の消去能力が高いということになった。