還元水は解離度の高い水、反応性が向上

 
電解還元水とIP理論
Reduced waterand IP theory
自分医学のすすめへの道
HOME > 電解水のIP理論-2/3

電解機能水の探求functional water

電解還元水生成器の価値Point of reduced water

IP理論の骨子Gist of IP theory

サンプルイメージ

テキサス大学客員教授の花岡博士は、電気化学の国際雑誌に「IP理論」を発表されました。「IP理論」とは、電気分解したプロトンウォーターから「水」そのものを測定した値であり、水を溶媒の側から見た理論です。

25℃、1気圧の標準状態では、普通の水道水 pIP=14 リバーストンブランドの還元水 pIP=13.0~13.6

数字上は「0.4~1.0」の違いですが、水にエネルギーを賦与させた結果「身体に良い水」として興味深い現象を示していることが、先生の論文によって明らかにされました。

花岡孝吉工学博士談(プロトン通信Vol.1より)

一般に水は僅かではあるが解離していて、その大きさは解離定数、Kwとして示されます。

水が解離しているということは、水分子が一部プラスイオンとマイナスイオンに電離していることであり、純水では、水1リットル中に10-7 モルしか電離していないのです。この電離しているプラスイオンとマイナスイオンの濃度の積は一定とみなし、温度25℃で1気圧の標準状態では、解離定数Kw=10 -14として規定されています。

 この解離定数を水のイオン積と定義されていますが、特に電解水に関してIP(Ionic Product of Water)と定義し、電解水の特性を表すようにしたパラメーターです。このIPを-logとして示すとpIPとなり、解離指数で解離の大きさを示すことが簡単にできます。

 我々が提唱するIP理論とは、電解水をIPで示すことにより、電解水の本質的な特性を容易に示すことができるという意味では、大いに役に立つものと確信しています。電解水のpIPの値が小さいほど水の溶媒効果、つまり抽出能力や反応性が大きくなります。実際には電解しない水のpIPは14というレベルであり、電解水は14以下となり13位までのレベルは十分可能です。

特に注目する点は、比較的解離性の低い水溶性物質の解離性を向上させることができるので、電解水の応用技術は益々重要性を持つようになることでしょう。電解水にかかわるいろいろの現象は、このIP変化によるところが大です。つまりIPは溶媒に属するパラメーターであり、今まで使用されてきたpHとかORPとかDOといった溶質のパラメーターとは異なり、水自身のパラメーターとなります。

電解水を溶媒である水の特性から電解水が示すいろいろな現象を説明することが可能となります。したがってpIPの値が小さいほど電解水としての効果は大きいと言えます。昨年これらの基礎的研究の一部を、国際科学雑誌であるJournal of Applied Electrochemistryという雑誌で発表しました。

このIP理論に関する研究がさらに進めば、もっといろいろな電解水に関する興味ある現象が分かってくると思います。

花岡孝吉先生のプロフィール
1942年生まれ。信州大学工学部工業化学科卒。1992年 工学博士号取得。東京薬科大講師を経て㈱バイオレドックス研究所を設立。1999年 テキサス大学医学部ヘルスサイエンスセンター客員教授に就任。現在に至る。

IP理論講演会に参加して(2003年3月1日:東京にて)

 電解水は、解離度が高い水(IP理論より)ですが解離度が高いということは反応性が高まるということなのです。反応はイオンの衝突で起こります。衝突の回数が多ければ多いほど反応が起きやすいわけです。衝突回数が多くなり、反応速度が早まれば反応性は高まりますから、解離度が低くて反応しにくいものも反応させる力を持つことが考えられます。

現状の水処理器販売の風景

 国内の電解機能水に関するサイトを見るとおわかりのように多くの業者が「活性水素説」を持ち出して原子状水素が体内において病気の原因活性酸素を消去していると喧伝しています。

(数年前この宣伝をして販売していた電解水業者は公正取引委員会より根拠を求められ結果業務改善命令がでました。磁気水販売業者もぬめりが取れるという根拠を求められ同じように業務改善命令が出されています。)

電解還元水が活性酸素を消去している事は研究途上で仮説として考えられてはいますが、飲用後体内で確実に消去しているということを証明している決定的なデータはありません。しかし経験的な状況でそのようなことが起こっているのではないかとは感じております。

 また、消去されているとしても原子状水素(いわゆる活性水素と喧伝されている物)が消去しているのではないことがわかってきました。また白金ナノコロイド説というものもありますが、昔は電極の材料に白金が使用されていたとは思われませんのでこれは違うと思っています。なによりIP理論以外の説は酸性水側の作用を説明できないと感じています。活性酸素消去との関わりを説明する説として長年の電解水の基礎研究の一部としてIP理論が発表されたのです。

ページトップへ戻る

知ってて欲しい知識まとめKnowledge

電解水の科学的パラメータと理論Parameters

サンプルイメージ

普通、電解水業者が喧伝する電解水の科学的パラメータと理論一覧

パラメータ:・酸化還元電位(ORP)・水素イオン濃度(pH)・溶存酸素(DO)・溶存水素(DH)

論文:・活性水素説・白金ナノコロイド説 など

販売の問題・・・なんでもかんでも「還元水」という呼称をくっつけている。電解してなくても還元水、ORP+でも還元水、何でも処理した水に還元水とくっつける。 

私たちが考慮した科学的パラメータ

パラメータ:・酸化還元電位(ORP)・水素イオン濃度(pH)・溶存酸素(DO)・溶存水素(DH)・通電率(EC)・解離度 ・イオン積(IP)・イオン積力(pIP)

電解水の挙動:・オゾニド現象・プロトンジャンプ・電気化学的アルカリ性は胃酸と反応しない(薄めない)・IP理論より、電解した水の解離性とエンハンス性(増幅)が核心部分

「還元水」という呼称は松尾理学博士が名づけたもので、その理由は昔のアルカリイオン水生成器において、それらの製造メーカは電解によるアルカリ性が身体によいとの認識でしたが、そうではなく「電解による還元性が本質」であることを指摘され還元水と命名されました。そういう意味では直流の電気分解における陰極側の飲用可能な水が本来の「還元水」です。

ポイント; 活性水素が活性酸素消去の正体ではない?

活性水素(原子状水素)には科学的定義はありません。原子状水素が遊離して水の中に浮遊することはありません。発生するのは以下のことが考えられています。飲用できる水の直流の電気分解により、電極板(陰極)の表面に原子3個分程の膜ができます。それが原子状水素で、しかしそれが水中に遊離していくことはありえないということです。

IP理論のポイント pH・DO・DH・ORPは時間の経過とともに変化しますが、pIP値の変化は条件がよければ長期間安定します。

※IP理論は強酸化水や酸化水の殺菌の作用機序も示唆しているのではと個人的には考えています。つまり還元水(飲用側の水)だけではなく酸化水(美容他外用に用いられる水)のよさも説明できる可能性が期待されます。強酸化水の開発には松尾・花岡博士も関係されました。(植物殺菌育成溶液で特許取得、現在特許期限は切れました)

サイト運営者より

 2003年3月1日 東京での世界で初めての「IP理論講演会」を直接聞いてまいりました。2004年6月出版された「主婦が体験した還元水のすばらしい効能」 松浦尚子著にもありますIP理論提唱者、花岡孝吉工学博士との対談内容から私なりに理解したことをできるだけわかりやすくこのページでお伝えいたしました。

私自身が電解還元水「プロトンウォーター」を家族ともども長く愛用していてその本質を知りたい、正しい情報を知りたいと思い続けていましたが花岡博士のIP理論は電解水の本質に近づいたと思います。電解機能水の基礎研究からわかった核心・・・それが「IP理論」 (pIP値を電解水生成器の能力や比較ができるパラメータとして提唱します。)

ページトップへ戻る
Copyright(c) 2009- 自分医学のすすめ All Rights Reserved.